041229.wed. 西のルイ・ヴィトン
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昨日のポストは銀座のルイ・ヴィトンの写真だったので,今日は大阪は梅田の「LOUIS VUITTON OSAKA HILTON PLAZA」です.大阪駅前に先日オープンしたばかりのヒルトンプラザウエスト内にあります.設計は青木淳事務所に在籍していた乾久美子.これは外装ガラスを支持するためのボルト(これはDPGというんだろか?)なんですが,こんなところにまでヴィトンのモノグラムが刻印されています.いやはやなんともすごいディテールへのこだわりです.

近年,ヴィトンに限らず海外著名高級ブランドが日本各地に路上店を構え,その設計を売れっ子建築家に依頼する事例が増えています.軽く挙げてみますと,昨日挙げた青木淳によるヴィトン各店のほかにも,メゾン・エルメス(レンゾ・ピアノ),クリスチャン・ディオール銀座(乾久美子),LVMHグループ4ブランドが入居するONE表参道(隈研吾),ディオール表参道(妹島和世+西沢立衛/SANAA),プラダ青山(ヘルツォーグ・アンド・ド・ムロン)……と枚挙に暇がありません.いずれの建築もガラスブロック,LED,木製ルーバー,アクリルなどファサード(店舗前面外装)の素材の扱い方が特徴的です.まぁ,内装設計は別会社がやることが多いので,建築家があれこれできるところがファサードしかないからなんでしょうけどね.

ところがこれら売れっ子建築家によるブランドビルに予想だにしない問題が生じてきました.それはなにかと言えば僕ら建築学生の存在.全国各地の建築学生が大挙して見学に押し寄せて,買う気もないのに(てゆうか買えない)店内をぶらぶら歩き回るやらカメラで写真をとるやらで,店側としてはその対応に苦慮しているようです.まるでメッカ巡礼のようです.僕ですか? いや僕は違いますよ.僕は基本的にモヤシなんで女の子連れならともかく,一人で入る勇気なんてありません(笑).店内でカメラ構えるなんてとんでもない.店の外観の写真撮るだけで精一杯です(笑).

で,この問題,前・建築学会長の某教授は「設計が悪いせいだ!」とかおっしゃってましたが,僕は原因は設計にあるんじゃなく売れっ子建築家に設計を依頼したところにあるんじゃないかと思っています.建築学生は基本的にネームバリュー(誰が設計したかというという点)に弱いですからね.建築学生に見学に来られたくないんなら,旬を過ぎた高松伸とかフィリップ・スタルクに頼めばいいだけの話です.きっと誰も見に行かないよ.

建築学生の行動もこれからさらにエスカレートしてくると,そのうち高級レストランのように「当店にふさわしくないお客さまの入店はご遠慮申し上げます」てなサインがエントランスにかかげられる日も遠くないのかも…….ま,建築学生は飽きっぽいので後少しの辛抱だと思いますよ.ヴィトンさん.

うわぁ,指が映り込んでるよ…….041129|大阪/梅田|Ricoh Caplio GX
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by nmurasak | 2004-12-29 23:50 | 建築/都市/デザイン
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