040829.sun. 「デザイン」というコトバ
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リコーCaplio R1もノミネートされてた「Good Design Presentation 2004」ですけど,一体何モノかと言えば,経済産業省グッドデザイン賞の選定結果が毎年10月に発表されるのに先だって,一般ユーザーにもノミネートされたデザインを幅広く知ってもらおうとの趣旨で,数年前から毎年8月に開催されているものです.

グッドデザイン賞とは「品質の良さ」「使いやすさ」「商品としてのバランスの良さ」が認められたものに与えられる日本で有数のデザイン賞であり,本年で47年目を迎えます.グラフィックデザイナー,亀倉雄策氏による「G」の文字を象ったシンボルマークは目にされたことのある方も多いかと思います.

さて,ここ数年のグッドデザイン賞の流れを見てきて,日本語の「デザイン」というコトバの適用範囲がすいぶんと広がってきたなぁと感じています.今回のGDP展示作品でも,とらやの和菓子!やらIBMのスクリーンセイバーやら,女性用下着やら,こんなモノまでグッドデザイン賞の対象なんかい!とツッコミを入れたくなるようなノミネートデザイン,けっこうありました.

昔は「デザイン」というと,外観の造形,スタイリングの側面のみを指し示すことが大半でした.「デザイン重視で使いにくい云々」言う時の「デザイン」とは,まさしくこの造形面のみを指す言葉でしょう.おそらくデザインという概念が日本に一番最初に導入された時,「意匠」という訳語が充てられたコトが,その原因の一つではないかと個人的には考えていますが…….

ところが,最近の「デザイン」では,造形以外の側面を重視する傾向があるように思われます.グッドデザイン賞でも過去の大賞/金賞審査結果を見た感じでは,プリウスAIBOせんだいメディアテークなど,造形の良否を並んで,企画の斬新さや社会的影響力といったモノもかなりのウエイトを占めるようになってきたようです.

それどころか造形の側面を一切もたない「デザイン」も生まれてきました.たとえば「システムデザイン」とか「ライフスタイルデザイン」「キャリアデザイン」といったものです.このように考えていくと日本語の「デザイン」というコトバが英語の「design」が本来持つ意味に近くなってきたと言えるのかも知れません.excite英和辞書によれば,「design」とはすなわち【1】設計,デザイン【2】図案,下絵,素描,設計図,模様,ひな型【3】計画,目的,意図【4】陰謀,たくらみ,下心,とあります.いままでの「デザイン」は【1】【2】の意味しか持たなかったのですが,最近は【3】の意味がクローズアップされてきたというコトです.さすがに【4】の意味はないでしょうけど…….

コレを突き詰めて考えてくと,人間が創造したモノで「デザイン」の概念に含まれないものってあるのかなぁという気もしないではないですが…….

写真はオキナワに戻ります.こんな感じで撮っときゃ良かった.
040821|沖縄/読谷|Ricoh Caplio G4wide
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by nmurasak | 2004-08-29 14:12 | 建築/都市/デザイン
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