040903.fri. おきなわばなし(7)――国際通り
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国際通りは沖縄の県庁所在地,那覇のメインストリート.メインストリートとはいっても土産物屋がメインの一大観光スポットになっています.土産物屋と鉄筋コンクリートの建物が多いせいでしょうか,日本の街というよりも.むしろバンコクのカオサン通りと雰囲気が似てるなぁと感じました.違法コピーソフト販売の露店とかはありませんけど…….

沖縄の建築には独特の部分があります.ほとんどの建物が鉄筋コンクリート造なのがまず独特.このメインストリートでも,本州でよく見かけるガラスのカーテンウォールのビルはほとんど見かけませんでした.台風対策というのはもちろんあるんでしょうが,地元で石灰石が採れるということもあるのでしょう.今回も石灰石採掘場らしい場所を数か所見かけましたし…….

そういえば沖縄初の軌道系交通機関「ゆいレール」の橋脚や桁も,地元で取れる材料を使おうということで,プレキャストコンクリート?製になったそうです.本州なら鉄製となるのがフツ~です.この国際化が声高く叫ばれている今日でも,建築はあいも変わらず土着的なんだなぁと.

1階部がピロティ(壁がなく独立柱だけで支持される吹放しの外部空間のこと)となっている建物が多いこと,南国らしく各戸にはベランダがついているのも独特です.ベランダの手すりも本州のようにアルミ製ではなく,通風を考えてのことか穴空きコンクリートブロックを積み重ねたモノ.補強用鉄筋が入っている気配はありませんから,地震の多い本州だとまずやらないデザインです.沖縄はほとんど地震の心配がない(と思われている)からでしょうか.ここでも改めて建築は土着的なモノだなぁと再認識.

ネットでいろいろ調べてみますと,法規上は沖縄では東京の×0.7の地震力に耐える構造であればいいということになっているようです.1981年の建築基準法改正以前では,×0.7ではなく半分の×0.5で良かったとか.この×0.7という数字は「地域係数」というのですが,もしこれが東京並みの×1.0だったら,不適格になる建物がかなり出てくるのではないかと思います.そういう見方をすれば,法規が都市を創っていくと言っても決して過言ではないのかなぁとも思ったりも.

今回でいちおう「おきなわばなし」は終わり(のつもり)です.まだマトモ目の写真がいくつかあるので,たまにアップすることがあるかも知れません.

国際通りのオウム.040822|那覇/国際通り|Ricoh Caplio G4wide
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by nmurasak | 2004-09-03 18:37 | 建築/都市/デザイン
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