カテゴリ:建築/都市/デザイン( 31 )
040811.wed. 「排除・後退を許すのか」
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いちおう建築屋さんなので,建築のハナシもたまにはしないと…….タイトル,かなりに仰々しいですけど,何モノかと言えば新建築04年7月号の林昌二さんのコラムのタイトルです.林さんといえば,日本を代表する組織設計事務所,日建設計の名誉顧問.現役を引退された今も,日本建築界のご意見番として日々活動されています.

で,林さん,何にお怒りかといえば,3/26の六本木ヒルズでの回転ドア「殺人事件」について.それも加害者にあたる森ビル三和シャッター側の対応についてではなく,その後の回転ドア一斉撤去の動きについでです.回転ドアは撤去するべきではなく,面倒でも原因を究明し,徹底的に改善を工夫し,初期の目的を遂げなければ!と主張されてます.この点に関しては同意!です.

人の生命,財産を守るべき建築は,もちろん高水準の安全性を担保しておくべきモノではありますが,それとて絶対に100%安全!と保証できるわけではありません.ある程度の水準を達成してれば,そこで見切りを付けざるを得ません.ですが,最近の世の中はどうも「超」過保護社会を目指しているようで,このまま行き過ぎるとカンチガイしてくる人が出てくんじゃないかなぁと心配してます.

たとえば国宝,姫路城がバリアフリーになってないからといってエレベータを付けちゃっていいものか? あるいは明治期の近代歴史主義建築群は,耐震性に劣る,現行法規に適合してないからといって,壊してしまってもいいのか? ここに書いたのはあまりにも極端な例ですけど,ちゃんと注意しとかないと,そういうヘンな方向に議論が進んで,豊かさとか伝統,文化のような大事なモノを殺してしまうような気がします.後者の理由なんか,再開発時に歴史的建造物を壊す際の口実としてよく使われますからねぇ.

マスコミは面白おかしく三和シャッターと森ビルをたたくだけで,このコトにはどこも触れてくれません.おそらく視聴者,読者からのネガな反応を気にしてるんでしょう.このコトを書いたときの死んじゃった子供が浮かばれない云々,ヒステリックな筆致の抗議文が目に浮かびますからね.でも世の中,右向け右になったらそれはそれでコワイ.たとえ貧乏クジ,スケープゴートだったとしても,だれか一人くらいはそれを言わなきゃいけないんじゃないかと考えるワケであります.まぁ,林さんは建築界の大ボスだから,少々なに言っても許されるんでしょうけどね.できれば新建築みたいな業界誌?じゃなくて,一般紙上で言って欲しかったなぁ.(つづく)

壁にもたれて,ファインダーつかって手持ち撮影.040727|六本木ヒルズ|Ricoh Caplio GX
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by nmurasak | 2004-08-11 17:29 | 建築/都市/デザイン
040728.wed. 森ビルのナゾ
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一言で森ビル,森ビルといいますが,厳密にいうと今の森ビルは昔の森ビルそのモノじゃありません.昔は森稔/森章兄弟が旧・森ビルを一会社として経営していたようなんですが,経営方針に対する見解の相違からかケンカ別れして,会社まで二つに割ってしまったそう.兄の森稔氏が新・森ビルを,弟の森章氏が森トラスト(旧・森ビル開発)を引き継いだわけです.六本木ヒルズを始めとする大規模面開発を手掛け,マスコミ露出も多く華やかな森ビルと,物件は地味ながらも経常利益率25%というお化けみたいな数字をたたき出す森トラスト,かなりに好対照です.

あと,会員制リゾートホテルに「ラフォーレ倶楽部」ってのがありますが,あれも森トラスト子会社の運営.ラフォーレ(la foret)というのはフランス語で森の意.ここでも森づくしなわけですね.ラフォーレ原宿が森ビル/トラストと関係あるかどうかは不明.そういや「ラフォーレ原宿新潟」なんてのもあったなぁ.

人によっては森ビル(お兄さんの方ね)を,ある種の「宗教」みたいだと形容する人がいます。なんとなく納得する部分もあり.森ビルの目指す都市像,企業哲学については前回の記事でちょっと触れましたけど,それがしっかり確立されてて,それ以外の考え方を認めないような印象があるのが,おそらく「宗教」と形容される所以なんでしょうねぇ.僕自身は,みんながもっとてんでばらばらの都市観持ってる方が,よほど健全だし,オモシロイと思うので,残念ながら森ビル信者にはなれませんが.あ,オマエみたいな異教徒は願い下げですか.そいつは失礼.

「森ビルは宗教っぽい」とか書きましたけど,もちろんこの設計事務所ほどじゃないんですけどね。建築に絡んでる方ならおそらくご存じかと.ま,宗教の信者獲得の基本テクは,一見宗教っぽくに見えないことだから,森ビルもやっぱ「宗教」なのかもしれないな.森ビルの教義についてさらに知りたい方は,教典「都市のチカラ」が幻冬舎から発売されてますので,よろしければどうぞ.けっこう面白いです.

ホワイトバランス,電球に設定してみました.040727|六本木ヒルズ|Ricoh Caplio GX
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by nmurasak | 2004-07-28 17:55 | 建築/都市/デザイン
040728.wed. 六本木ヒルズと森ビル
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昨日は森都市未来研究所「スチームボーイ・19世紀ロンドン展」てのを見に,六本木ヒルズ行ってきました.隣の会場でMoMA展も一緒にやってたんだけど,MoMAはやっぱニューヨークでしょ.今年11月には谷口吉生さん設計の新館もできるしね.てゆうかニューヨーク行きてぇ! で,展覧会は内容自体はそれなりにおもろかったんですけど,コストパフォーマンスは悪いです.「えっ,もうこれで終わり?」って感じ.

六本木ヒルズに来るのは2回目,前は平井堅プロデュースの「KEN'S BAR」っての友達と一緒に行ったついでに寄っただけなんですが.さて,この六本木ヒルズですが,森ビルっていうディベロッパーが開発したものです.ちなみにサントリーホールのあるアークヒルズも森ビルの手によるもの.

六本木ヒルズには,森ビルの目指す都市像が見事に具現化されています.すなわち,「既存の中低層ビルを超高層に建て替え,グランドレベルは公園として一般に開放.建蔽率は下がるものの,超高層化によって都市の容積率が有効活用されるコトになるから,住宅も都心に作れるようになって,職住近接が実現!」ってなところでしょうか.発想としてはぜんぜん新しいモノではなく,すでに50年前,フランスの建築家,ル・コルビュジェが著書「輝く都市」て提案してたモノの焼き直しなんですけどね.実際カタチに仕立て上げたコトに対しては素直にスゴイと思いますけど,僕としては全面的には賛同しかねるところありますね.そんなんばっかじゃツマンナイじゃん.

上の写真は,六本木ヒルズ森タワー52階,東京シティビューから撮ったもの.なんか展覧会とのセット券売ってたので入ってしまいました.てゆうか単なるオノボリさんじゃん.ここ登ると森ビルの教義も悪くないかなぁと思わせられるものがあります.自分か世界の中心にいるような錯覚にとらわれるつうか,東京が自分の手のひらの中にあるような感じがするつうか…….超高層マンションが上層階から売れてくのもよく分かる.

そういや,この東京シティビュー,スチームボーイに出てくるスチーム城のコントロールルームに似てますねぇ.映画中で主人公の父のセリフに「世界がこのスチーム城の前にひれ伏すのだ!」みたいなのがあった記憶がありますけど,ここではさしづめ「世界がこの森タワーの前にひれ伏すのだ!」てなところでしょうかねぇ? まったくそうじゃないと否定できないところがコワイ…….

世界の中心で愛が足りない…….040727|六本木ヒルズ|Ricoh Caplio GX
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by nmurasak | 2004-07-28 10:16 | 建築/都市/デザイン
040724.sat. ナゴヤブーム
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最近,ナゴヤがブームだそうですねぇ.経済誌の東スポ「東洋経済」が「最強の名古屋」というタイトルで特集組んだのをきっかけに,他の経済誌もこぞってナゴヤをとりあげています.まぁ昔から経済面ではナゴヤは(てゆうかトヨタは)超優等生でしたけどね.

ただ,ちょっとこれまでと違うのは,文化とかトレンドの面でもナゴヤがゼッコーチョーなコトです.どうやら「ダサカコイイ」感じがウケているようです.名古屋嬢はいうに及ばず,手羽先「世界のやまちゃん」が川崎駅前にできたし,ミソカツの「矢場とん」も銀座進出とか.「コメダ珈琲店」も湘南台とか横浜江田にできてます.そういやインフォス有楽町にも「コメ兵」が進出してましたねぇ.雑誌でも「ダカーポ」とか「10+1」でナゴヤの記事見かけましたしね.

コメダ珈琲店は実家の近くでかなりに増殖してたのでビビりました.見かけただけで3店舗,絨毯爆撃状態.おそるべしナゴヤパワーです.ちなみにここのモーニングセットはかなりお買得.ドリンク+トースト+ゆで卵で占めて360円ナリ.AM7:00〜11:00限定ですけど.モーニングってナゴヤ発サービスらしいんですけど,これがないとナゴヤでは「喫茶店」として認知してもらえないとか.ドトールの鳥羽社長,そのへんの事情分かってなかったから,ドトールはナゴヤで苦戦中.

このナゴヤブーム,なんでかって考えてみました.昔は経済面はともかく文化面では,東京/大阪コンプレックス丸出しでした.ところが最近では,両者を後目に経済面で一人勝ち状態です.その成功によってカルチャー面でも自信を付けつつあるってことなのかなとかってに思ってますけど.「偉大なる田舎」とか「白い街」とかいわれてたけど,それは恥ずかしいことじゃなくて,むしろ誇るべきコトなんだと.「ケチ」って言われることは悪いことじゃないんだ,別に結婚式が豪華でキンキラキンでもいいじゃあないかと.

ハナシちょっとそれますけど,ナゴヤは頭に「大」を付けるのが好きです.ナゴヤ駅前には「大名古屋ビルヂング」という三菱地所所有のビルがありますし,名古屋駅から近鉄に乗ってくと「大名古屋温泉」てのが見えます.さすがに最近はないかなぁとか思ってたんですけど,いやいやそんなコトはない,
「大名古屋経済圏/Greater Nagoya Initiative」
なんて構想を中部経済産業局(お役所ね)が進めつつあるらしいです.さすがナゴヤです.やっぱヘンです.そこまでやるなら,グランパス=「大名古屋グランパスエイト」,中部国際空港=「大名古屋国際空港/Greater Nagoya International Airport」,愛知万博も「大名古屋博覧会」したらいいのに,と思うのは僕だけでしょうか?

ナゴヤらしくきしめんです.040723|JR名古屋駅|Ricoh Caplio GX
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by nmurasak | 2004-07-24 09:38 | 建築/都市/デザイン
040720.tue. 今日は必要以上にあち〜です.
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今日,東京では観測史上最高の39.5度の最高気温を観測したそうです.熊谷とかすげ〜ことになってんだろなぁ.三重県は35.6度でしたけど,やっぱりあち〜ことには違いないです.海でも行きたいもんです.で,この猛暑,フェーン現象が起こったことが原因だとか.フェーン現象は日本海側で起こるものというイメージあるのでちょっと意外でした.ちなみに公式の日本観測史上最高気温は1933年7月25日,山形市で観測された40.8度だそうで.この時もフェーン現象が原因だったそうです.

フジテレビ(こっちでは東海テレビ)で必要以上にきっちりメイクのアンドーさんとキムラタローさんがこんなニュースやってました.それによると,汐留,品川,港南地区に続々と建設されている高層ビル群が,東京湾からの海風をさえぎってしまってるために,練馬とか内陸部の気温上昇に拍車をかけているとのコト.番組ではこの現象を「東京ウォール」と名付けてました.

いちおう建築やってますから,ヒートアイランド現象とか都内での屋上緑化義務化のハナシは知ってましたが,これは「へぇ〜」モノでした(そろそろ恥ずかしい).建築設計というと,ともすれば敷地内で完結しがちですけど,こういう広範囲に渡る影響も考えなきゃいかんなぁと再認識.そういや日テレ本社は汐留の高層ビル群の一角にあります.てことは日テレさんが「東京ウォール」の一翼を担ってるわけね.なんか言行不一致だなぁ.

……とか書いてきて,必要以上にきっちりメイクのアンドーさんはフジだったと今頃気付いた.てことは他局攻撃ね.上も「日テレ」て書いてあったの直しました.すみません.お台場のフジテレビ本社(丹下健三/1997)はなぜか門型してて,あの造形の根拠はなんだろ?っていつも思ってたんですけど,あれは風抜き穴だったのね.なるへそです.

今日は日テレばなしだったのでまたもシオサイト写真.日テレじゃなくてフランスの建築家,ジャン・ヌーヴェル設計(と言えるかどうか)の電通本社ビル.新建築に載ってる写真では最近流行りの白いプリントガラス用いた軽やかな印象だったんですけど,実物はけっこうドス黒くてガッカリでした.サッシュもちょっと太めですし…….写真は若干明るめに補正してます.

040714|汐留シオサイト|Ricoh Caplio GX
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by nmurasak | 2004-07-20 18:56 | 建築/都市/デザイン
040709.fri. Temple of Emerald(cimema version)——タイ(3)
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日頃は当サイトをご覧いただき,ヘタクソな写真と下らない文章におつきあいくださいまして,ありがとうございます.とくに文章はヒドイな.どうやら当ブログ Yahoo! とかにも登録された模様です.今後ともご愛顧のほど,よろしくお願い申し上げます.

さて,全6回に渡ってお送りしております「タイ/シンガポール」シリーズなんですけど,肝心のタイの話を全然してませんね.てことでタイのおはなし.

いちおう「卒業旅行」って名目で友達といったんですけど,その友達の研究室のタイ人留学生があちこち案内してくれました.その人の家族5人くらいと一緒に現地バスツアーに参加してプ−ケット行ってみたり,その人の家に泊めてもらったり,チュラロンコン大学(タイ版東大ね)の学食いってみたりと,フツーのツアーじゃできないコト結構できたのでよかったです.

いちおう建築系なので,タイの家のコトを少々.泊めてもらった家はバンコク中心部からクルマで10分くらいのところにありました.構造はおそらくCB造3階建,地震のない地域ならではの構法です.間口が狭く奥行が長い日本で言うとちょうど町家のようなプランをしています.間口5〜6m,奥行きは15mくらいだったかなぁ? もうちょっとちゃんと測っときゃよかったと反省.1階は居間+食堂+台所+洗面所,建物の前には奥行5mくらいの前庭が付いています.2階3階は個室が2〜3部屋くらいずつ.ちなみに部屋はたしか全て土足だったはず.CB造というと暑そうなイメージありますけど,開口部が少ないせいか,それとも壁厚が厚いせいか,洞窟のように逆にひんやりしてた覚えがあります.

朝起きると,そこのオバサンが朝早くからなにやら唱えています.あとで聞けば「創価学会」だとか.世界に羽ばたく創価学会,うーんすごいなぁ.そんなんじゃいかんざき.そういや明後日は選挙ですね.みなさん投票行きましょうね.

020301|バンコク/ワット・プラ・ケオ|Canon EOS Kiss+Tamronのなんとかいう望遠レンズ
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by nmurasak | 2004-07-09 06:30 | 建築/都市/デザイン
040707.wed. シンガポール株式会社——シンガポール(3)
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シンガポールについて,厳しめのネガなコメントばっか書いてきましたけど,こいつぁすごいなぁ!っと思わせることもあります.それはなにかと言えば,とても「国」とは思えない小回りの利く運営,「シンガポール株式会社」と呼んでも語弊のないくらいです.

一番驚いたのは,市内中心部でロードプライシング国語研究所外来語委員会で「通行課金」に言い換えるんでしったっけ? なんか逆に分かりにくい気もするけど,それに関するコメントはまたの機会に)をすでに実施していること.課金方法は日本で言うETC.市内中心部に向かう道路には課金用ゲートが設置されています.軽くぐぐってみると,さらに驚くべきことに1975年!から実施しているとか.東京都がしんたろう君の強引ともいえる実行力をもってしても未だ実現できずにいることを,サラッとやってのける実行力はスゴイの一言に尽きます.

あとチャンギ国際空港のサービスもスゴイ.例を挙げれば,トランジットホテル,プール,サウナ,店舗数は800以上,植物園,ゲームセンター,インターネット無料接続,マッサージなどなど…….トランジット客を対象にした無料シンガポールツアーなんてのまであります.もちろん本業の空港事業の方も出来はよく,2006年には3本の滑走路を擁し,年間6,400万人の処理能力をもつ世界でも屈指の国際ハブ空港に大変身を遂げるらしいです.成田が2本目の滑走路でモタモタしてるのとはえらい違いです.

しかも空港に出店する店舗は,市中価格より安くないと出店できないという,旅行客にとってみればウレシイ特典付き.山小屋料金に慣らされてる日本の空港とは対照的ですねぇ.関空なんかマクドまで値段高いのにさ.

でもこの小回りの良さ,淡路島と同じくらいの面積,人口400万人のコンパクトな都市国家ってことにもよるんだろうけど,政府の強大な力にもよるところも大きいんでしょうねぇ.果たしてどっちがいいのやら.写真はチャンギ空港のMRT駅です.SOMというロンドンと香港に本拠を置く設計事務所の手によるもので,a+uの2002年11月号にものってました.ニコラス・グリムショウによるロンドン・ウォータールー国際駅を彷佛とさせるハイテックなデザインは,なかなかいい感じです.

そういやきょうは七夕です.梅雨だっていうのに,それを忘れさせるかのような好天が続いています.天気予報によると,東京ではどうやら織姫と彦星が望めそうな模様.

020308|シンガポール/チャンギ国際空港|Canon EOS Kiss+Tamronのなんとかいう望遠レンズ
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by nmurasak | 2004-07-07 01:43 | 建築/都市/デザイン
040706.tue. Sanitized City——シンガポール(2)
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昨日の記事の続きです.あと,ホントつまんない街だなぁと.あちこちにブーゲンビリアの花が咲き乱れていて街は綺麗.ショウウインドウのディスプレイなんかも東京とそう変わらない洗練された感じです.でもそれだけなんですね.猥雑さとかアングラ感がないと街ってこんなにもつまらなくなるんだなぁと改めて実感.六本木ヒルズとか汐留シオサイトがつまらないのと同じです.

最近では,シンガポール政府も文化振興に力を入れているようですけど,文化って政府が手を出すべきモノなんでしょうか? 文化ってもっと草の根レベルから生まれてくるもので,トップダウンで誘導するもんではないんじゃない?とか思うんですよ.昔,石田純一が「不倫は文化だ!」とか言ってましたが,理解できるとこもあります.そのへんのことシンガポール政府が勘違いしてる限り,シンガポールに国際的に評価される「文化」は生まれないんじゃないかと思います.

てことでシンガポールには「Sanitized City」の称号?を与えたいと思います.去年SARS騒ぎあったから実際消毒してるかもしれませんけどね.写真はシンガポール版「横浜構図」.前にご紹介した方法でアオリ補正済み.ちなみに左下は,かの有名な世界三大ガッカリ「マーライオン像」.

020306|シンガポール/シェントンウェイ|Canon EOS Kiss+EF 20-35mm F3.5-4.5
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by nmurasak | 2004-07-06 07:13 | 建築/都市/デザイン
040705.mon. ここがヘンだよシンガポール——シンガポール(1)
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2年程まえシンガポールに行ってきました.そのとき感じたことを少々書いてみたいと思います.シンガポールについての情報はココとかココでどうぞ.で,シンガポール行ってまず感じたのが,この国「高校」みたいな管理社会だなぁと.なんか風紀検査で定規を持った教師がスカートの長さを測っているみたいな感じです.

シンガポールにはヘンな決まりがたくさんあります.ガムを捨てるとムチ打ちの刑!というのはあまりにも有名なところですが,その他にもいくつか挙げてみると,国民の90%は高島平みたいな高層公団住宅に住んでおり,同じ人種の住民ばかり固まらないように配置(結託して政府に対する転覆工作!を画策するのを避けるため),ポルノ持ち込みには厳罰,国外に出るクルマはタンクの3/4以上のガソリンが残ってないと出国できない(シンガポールのガソリンは高いので,対岸のマレーシアで給油する国民があとを絶たなかった)……などなど.

また,最近は少子高齢化対策として,政府がデートのハウツー本を配付する!なんていう笑ってしまうモノまであります.うーん……つくづくヘンな国だなぁ.本人は常識人ぶってるのがよけいに可笑しい.そういう人ってたまにいるよね.しばらく銀塩写真です.なぜにNo Durian? ちなみに1シンガポールドル≒66円.

020306|シンガポール|Canon EOS Kiss+EF 20-35mm F3.5-4.5
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by nmurasak | 2004-07-05 23:38 | 建築/都市/デザイン
040623.wed. 横浜大桟橋国際客船ターミナル
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この建築(って呼んでいいものか?)は,磯崎新が審査委員長を務めた国際コンペで,どっかの国?のFOAってユニットが一等獲得してできたモノです.

コンペの時,横浜港の地位が国際的に低下している今日,国際客船ターミナルなんてそんなもん作る必要あるんかなぁとか思ってました.晴海でええじゃないかと.まぁCGはカッコよかったけど.その後も一昨年6月に完成して各建築雑誌で特集組まれたりしてたんですけど,写真で見る感じではえらく荒っぽいし,お金かかってそうでいかがなもんかと思ってたんですが.実際行ってみると何気に悪くないですね.特に上の広場みたいなところがなかなかです.ただし晴れの日限定ですけど.あと車いす使用の方にはおススメできませんね.

折り紙みたいな床スラブの構造にも注目です.最近,建築に造船技術が援用したケースが結構見られます.建築やってる人にはおなじみのせんだいメディアテーク(伊東豊雄)のハニカム構造の床スラブとか,松之山町「森の学校」キョロロ(手塚貴晴+由比)の鉄板!構造とか,あと土木分野ですが羽田空港再拡張事業では造船業界が浮島方式?採用をめざしてがんばっているようです.こういう業種の壁を越えた協働(今っぽく言えば「コラボ」でしょうか?)は,お互いの発展に結びついていくと思うのでいいと思いますね.

どーでもいいけど伊東豊雄と伊東四朗ってよくまちがう.今日はちょっと広角22mmらしい写真を.

040622|横浜大桟橋|Ricoh Caplio GX
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by nmurasak | 2004-06-23 17:48 | 建築/都市/デザイン